以前、検討しているブランドをピックアップしましたが
そもそもユニクロとかは1万円代~なのに10万円代~のブランドもあるんだ?って
思ってはいましたけど、まあブランド力・機能性とかざっくりしか考えていませんでした。
でも最近のユニクロのダウンとか見るともう、水沢ダウンと同じ縫わない加工とかも取り入れており技術・機能面で差が埋まってきている気もしなくもありません。
そうしたときに根本的な高いダウンの理由
要は、中綿の材料について気になったので調べてみました。
ダウンジャケット中綿の素材として使われているのは
水鳥のダウンとフェザーを使用している。
ダウン>フェザー
・ダウン:羽毛
フェザーに比べて柔らかく、軽いためクッション性がある。
・フェザー:羽根
軸があるため、ダウンに比べて保温性・柔らかさが劣る。
ダウンジャケットの最も軽くて暖かいダウン率は、
ダウン9:フェザー1
この割合だといわれております。
7:3以上であればいいとされています。
10:0でいいじゃんって思った人いますよね?
どうしてダウンジャケットにフェザーが入っているのか、それは、型崩れを防ぐため。
柔らかいものしか入っていないと、つぶしたときに戻りにくいですよね。
ですが、形を戻そうとする軸があるものがあればつぶしたときに戻ろうとしますよね。
そのためなのです。
水鳥の種類
マザーグース>グース(ガチョウ)>ダック(アヒル)
グースはダックより体が大きいため、その分大きいダウンが採取できる。
ダウンが大きいということは、その分ふくらみや保湿・保温性も優れているということ。
洗浄技術によりあんまりわからないと思いますが、
ダックは雑食なので、草食のグースに比べて臭いやすいともあるそうです。
グースの最上級は、マザーグース
マザーグースとは、成長した親鳥 飼育期間が長いため価格が高くなる。
ダックダウンのほとんどが中国産で、育成のしやすさや食用としての転用用途もあり、グースダウンに比べて安価に手に入ります。そのため、安価なダウンにはダックダウンが使われていることが多いが、質が悪いというわけではありません。
ダウンの品質は洗浄と精製工程が全てとなってます。
ダウンの質を示す数値をFP(フィルパワー)
こちらの数値が高いほど空気保有量があり、
同量のダウンだったとしてもふくらみます。
600FP以上が上質と言われており、700~800FPは最上級です。
ダックダウンは760FPが限界。
グースダウンは800FP以上の値を出すことが可能。
マザーグースダウンは900FP。
暖かさや防寒性を確保しながらすっきりとしたスタイルのものを着たいのであれば、
同じ質量でもふくらみが大きいグースダウンを使っているダウンジャケット。
ダックダウンは結露に強いという特徴もあるようで、極寒の地で冒険するための長期間使用するダウンジャケットなどのアウトドア用品に向いていることが多い。
ダウンですので、羽毛布団についても調べてみました。
ダウンが50%以上含まれていると「羽毛布団」
50%未満だと「羽根布団」と区別されます。
ダウンパワー
羽毛布団に表記されているそうです。
「410dp」「360dp」というように
羽のふくらみを評価する値で、この値が大きいと羽毛自体のふくらむ力が
強く、弾力のある羽毛布団と言える。
ダウンパワーの算出方法
内径29cm・高さ60cmの容器に、30グラムの羽毛を自然落下させながら入れ、上から重さ94.3gの円盤をのせます。そして2分後、底から円盤までの高さを計測し、体積を算出。
そこから羽毛1gあたりの体積の値を計算し、ダウンパワーが算出される。
400dp以上がいい。
結論
ダウンジャケット
山系なら結露に強いダックダウンの方がいい。
ファッション系ならFPが高いグースダウンの方がいい。
ほんと最上級を手にしたいなら最上級マザーグースダウンを買ってみればいい。
ダウン率を見ることと、なんのダウン・フェザーかを気にしてみる。
そこで中綿として、価値を判断できる。
あとは、ブランドの環境への配慮や、縫製技術・洗浄技術・撥水防水加工等で選べばいいということ。
羽毛布団
羽毛布団を比較して購入するときは、
FPやダウン率、ダウンパワーなどで比較することができますね!